数十年ぶりのサークル同窓会!!
2024.09.17 (火)

サークル名は「F&N ~SF・ミステリ・映画研究会~」。
発足当初は真面目にミステリ小説や映画の書評を発刊していたようですが、僕が在籍していたころは「サブカル全般」を広く扱うようなサークルとなっていました。
おもな活動は3ヶ月に1回発刊する会誌の執筆。
エッセイ、小説、研究論文など、バラエティーに富んだ内容で構成され、通販をはじめ、大学近辺の書店販売もしておりました。
しかし、そうした活動も僕が4回生だったころまででストップし、いつの間にかサークル自体も消滅したようです。
大学を卒業したあとも、一部のメンバーでは年1回か2回くらいの頻度で飲み会をしていました。
で、4年前の飲み会の席で「そう言えばサークルの会誌って、曖昧なまま刊行しなくなっちゃったなあ」という声が上がり、「ここらでいっちょ、最終号をつくっちゃおうか!?」と恐るべき企画が持ち上がってしまいました。
まあ、発起人は僕にほかならないのですが、何人かの先輩にも協力いただき、200ページほどにものぼる分厚い最終号が出来上がりました。
それが4年前の秋。
すぐにでも発刊記念パーティーを催したかったのですが、ときはまさにコロナ禍。
「情勢が落ち着くまでは無理だなあ……」と見送っていたのですが、今年に入ってついに開催敢行!という流れになりました。
そして今回、実に30年ぶり40年ぶりに全国からかつての会員たちが集結して懐かしの大宴会!!
会ったこともない大先輩なども大勢来られ、実に楽しいひとときでした。
開始前のモニターでは『怪奇大作戦』の「狂鬼人間」を流し、オープニング曲は原田知世の「時をかける少女」、宴会中は特撮ヒーロー番組のOPや大映ドラマのダイジェストなどをバックに、みなが数十年のときをあっという間に埋めていきました。
二次会では、誰かが歌った「地獄のズバット」で、まさにココしかない!というタイミングで「あすかーーーっ!!」と全員で叫ぶなど、なかなか真似のできないコアな瞬間も。
うーむ。まさに青春時代がガッツリ甦った感じでしたねぇ……。
もうここまでの宴会をする機会はないだろうと思うと、少々寂しくもありますが、50代60代オンリーの集まりでもここまでエネルギッシュなのです。
まだまだ、何か次の展開があるやもしれません。
そのときを同じテンションで迎えられるよう、まだまだ若い心のままで頑張っていきますよ~!!
「コーデ提案の基本は今も昔も自由がベース!!」by 和印2号
2024.09.17 (火)

テーマは「コーデシェア」ということで、みんなでいろいろなコーデを紹介し合ったり、コーデの可能性を話し合ったりと、とても有意義な時間でしたね。
今では和洋折衷のコーデは確実に市民権を得ていますが、私が百貨店で呉服担当をしていた20数年前は、まだまだ怪訝な目で見られる材料でしかありませんでした。
それでも、当時から私自身は「和洋折衷コーデ」を世に広めたく、社内でさまざまな働きかけをしていました。
そのころは浴衣売場を担当していましたので、マネキンへのコーディネイトにそうしたコーデを積極的に取り入れてましたね。
百貨店の浴衣売場というのは、メーカーから派遣されてきた販売員さんたちがそれぞれの持ち場に立って売るのが通例なのですが、私が担当していたころは「百貨店が販売員を雇用する」という方式を取っていました。
そうすることで、売る側の思惑ではなく「本当にお客さんが求めるもの」を販売できます。
ただ、この方式では「強く売る」ことができないので、メーカー側からは大反発でした。
過去にこの方式を取った百貨店はいくつかあったのですが、いずれも失敗して散々な売上となっていただけに、メーカー側とすれば及び腰になって当たり前。
しかし、当時のわが呉服部はこの方式を強行し、結果しっかっりと予算を達成しました。
そういう事情がありましたので、私は売場を従来のメーカー別ではなく「ドレッシー」「アンティーク」「アバンギャルド」「ベーシック」と4つにゾーニングして、「テイスト別に見せる」という売場構成にしました。
そして、それぞれのゾーンの前に4つのマネキンを置き、週替わりでいろいろなコーデを展開。
帽子を被せる、ファーのショールを羽織らせる、帯の代わりに革ベルトをつける、レザースカートやブーツを履かせる、インナーに洋服を合わせるなど、当時としてはまだまだ奇抜だった手法をどんどん取り入れていきました。
実はそうしたコーデ提案は、その前年秋にファッションショーとしておこなっていた事績があったのです。
しかし、そのときは燦燦たる結果。
客入りは悪くなかったものの、大半が目を丸くするだけ、社内のお偉いさんからは非難の嵐、着物警察にも叩かれ……と悲惨な状態でした。
それでも、「この方向性は絶対間違ってない!!」と確信していた私は、翌年の浴衣売場でのVPでリベンジとばかりに和洋折衷コーデに再び取り組んだわけです。
結果、完全に受け入れられたわけではありませんでしたが、一定の評価は得られ、無事に予算も達成。
実際、数字さえつくれば誰も何も文句を言わないのですよ、百貨店ということろは(笑)
私も和洋折衷コーデに身を包んで売場に立っていましたので、歩くマネキン効果は結構あったかと思います。
……とまあ、昨夜のコラボトークを終えて、懐かしい思い出がいろいろと甦ってきました。
時間はかかりましたが、この文化がちゃんと市民権を得たことは、本当に喜ばしく思います。
さてさて、いよいよ冬のシーズンに入りますので、ここからは重ね着コーデが大活躍します。
昨夜のトークで新たなヒントもいくつか得ましたので、この冬は和風コーデをめいっぱい楽しみますよ!!!!!