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和印 ニュース
WA-JIRUSHI  NEWS

「魔怪~妖し者……。和印2号のイベント探訪①」by 和印2号

2024.09.02 (月) 

10月7日の土曜日。3連休の初日です。
この3日間は全国各地で「和のイベント」がたくさん開催されていました。
どれもこれも魅力的なイベントですので、なんとか分身してすべての会場へ出陣したいと思っていたのですが、残念ながらそのような術は習得していません。
いや、仮に習得していたとして、「分身の術」を使って身体を例えば5つに分身させた場合、その5体の自分それぞれに別個の魂が宿り、別個の感情を持ってそれぞれの会場でめいめい楽しむことができるのだろうか……?
そんなことを真剣に考えながら、今回出陣するイベントを選びました。

3連休のうち、8日と9日はすでに予定が入っていたため、動けるのは7日のみ。
そこで目に入ったのは、『和印ストリート』にもご出店いただいている真綾堂さまの個展『妖し者展』です。
もともと好みドンズバの真綾堂さまの世界観。それが今回、1ヶ月の個展として神戸の雑貨屋・Venerdi storeさまでおこなわれているのですが、10月7日は「night event」として夜のみの営業。そして作家のMaAyaさまも在廊ということでしたので、「これは行くしかない!」とまず夜の自分を押さえました。

さて、では昼間はどうしようか?と考えたとき、これまた『和印ストリート』にご出店いただいている凛珠さまが新作の帯ベルトをイベント出品するNEWSが目に留まりました。
そのイベントは、アリオ八尾で開催される『魔怪ハロウィンの白昼夢』。
おお! これは世界観が同種ではないか!!

というわけで、魔怪から妖し者へ……という道筋を辿ることといたしました。

さてさて、前置きが長くなりましたが、まずは近鉄八尾駅へGO!!であります。
アリオ八尾へははじめて行きましたので、まずその大きさにビックリ。ウチの近所にもこんなでっかいショッピング施設が欲しいなあ…と思いながら会場の光町スクエアへ。

そのイベントでは仮装を推奨しており、なんと仮装していればいろんなお店で割り引きしてもらえるという面白い試みも!!
私はいつものように和洋折衷のキモノ姿で行ったのですが、受付のお姉さんに「普段着です」と言うと「仮装じゃないんですね!?」と驚かれてしまいましたw
それでも「カッコいい仮装っぽくもあるので割引券あげます!」とお姉さん。どうもありがとう。

そしてマルシェのコーナーに行くと、凛珠の方がいち早く私を見つけて手を振ってくれていました。
凛珠さまは「つまみ細工アクセサリー」をメインにハンドメイドされていますが、ほかにも多彩なアイテムをつくっておられ、魔女系・魔法系・スチームパンク系もお得意。
私も以前ペンダントを買わせていただいたりしましたが、今回SNSで新作の帯ベルトを発表されており、そのうちのひとつ「骸骨と時計」の柄を見た瞬間、「これは買わねば!!」と思っていたのであります。

お目当ての作品を無事に迎え入れたあと、それぞれのブースをひと回り。
欲しいものがいっぱいで目移りしっぱなしでしたが、マスコット的なものをいくつか購入して主催者のMAJYO PROJECTさまともご挨拶。
いろんな土地でこうしたイベントを開催していただけるのは、本当に感謝です!!

ここで移動タイム。八尾から元町へと向かいます。
大阪人からすると、実は神戸ってちょっと緊張する街なのです。
なので、元町の駅を降りた瞬間から、それこそ異世界へ誘われたような……、そんな錯覚とともにVenerdi storeまでの道のりを進みました。

そして到着しましたカモメビル。ひっそり控え目な感じで階段が狭い!!
この時点でもう私の心は踊りました。
2階へ上がると、エントランス自体に想像以上のオシャレ空気が漂っていました。メッチャいい雰囲気です!!

ゆっくりと扉を開けると、目の前にMaAyaさまが。
「……あ、ご無沙汰してます~」
すぐに気づいてくれました。嬉しかったです。
そして店内の中央に真綾堂さまの特集コーナーが。相変わらずいい!!

真綾堂さまとは、今年春の「てづバ」ではじめてお会いしました。
はっきり言ってひと目惚れでした。
そこに小さく展開されている真綾堂ワールドが、私には圧倒的な存在感で視界に入り、大して話さぬうちに『和印ストリート』への出店依頼をしていたと記憶しています。

さてさて今回は『妖し者展』ということで、まさに「妖しげな雰囲気の造形の数々」!!
根拠なく買いそうになるモノがいっぱいでしたw(褒め言葉デス)
そして、あらためてVenerdi storeさまの店内をグルっと見渡すと、これまた魅力的な作品の大海原!!
ひと棚ひと棚どこを見ても、自然と胸がドキドキしてきます。
許されるなら一日中この場にいたい……と思わせるすごい空間でした。

お店の方ともはじめて直にご挨拶ができて、とても嬉しかったです。
それだけじゃなく、MaAyaさまともどもいろいろとお話くださり、ホントに楽しい時間を過ごさせていただきました。

お財布にそれほど余裕もなかったので、これだけは必ず買おう!と思っていた懐中時計だけを選び、真綾堂エリアからは気になってしょうがなかった謎の巻物を選んでお会計(ホントは魔法の杖もメッチャ欲しかった……)。

そこでまた新たな出会いです。
「この近くにリサイクル着物を安く売ってるところがありますよ」

聞くとホントにすぐ近く。それも数百円で買えるとな!?
それが「choice closet」というお店でした。
実はそのお店は以前からSNSで見ていたのですが、着物が売っているということはノーチェックだったのです。
ゴスロリやスチームパンクがメインという雰囲気でしたので、そういう意味でも行くしかない!!
Venerdi storeさまをあとにして、すぐさま直行。

さあ、やって来ましたchoice closetさま。これまた好みの空気!!
お目当ての着物コーナーは一番奥の角にありました。
お店の方曰く「今日は少ないほう」だとか。それでも私の嗜好をくすぐるものはあり、羽織ってみると身巾がしっかり合うものばかり。

最近はレディース着物をメインで着ていますが(この日もそうでした)、身巾さえ合えばあとはどうとでもなります。
3着選んだところで、たまたま目の前にあったバッグにふと目がいき、「そういやカバン新調したかったんだっけ」と思い手に取りました。
見た目はバッチリ、値段もバッチリ。新古品ということでしたので、躊躇なくこちらも購入。
いやあ、いい出会いができました☆

そんな感じで実に有意義な一日でしたね~。
また次もイベント来訪時にはレポートブログを書きますよ!!

「和印ストリートのはじまりは2004年……!?」by 和印2号

2023.06.26 (月) 

皆様のおかげをもち2023年にオープンの運びとなった『和印ストリート』ですが、実はその起源は2004年にあります。
デザインとしてあしらっていますので小さくて読めないかもしれませんが(すみません!)、実は「和印」ロゴの下部に英文字でそのことが記されてあるのです。

Originating from “WA-Jirushi Market” that began 2004.
It’s an online market that will be revived in 2023.

「2004年からはじまった『和印マーケット』が、2023年にオンラインマーケットとして復活」という意味合いですね。

2004年当時、私たち和印ストリート事業部の面々は、大阪のとある有名百貨店の呉服売場で働いていました。
百貨店には催し会場というスペースがあり、週変わりでいろいろな売場がいろいろな催しをおこないます。当然呉服売場でも、数ヶ月に1回ペースで何かしら開催するわけですが、呉服の催しといえば、「振袖まつり」「留袖大祭典」など、礼装用着物に特化したバーゲン催事ばかりがおこなわれていました。

「もうちょっと何かないものか?」
「若い層に訴求できるオシャレで面白い催事はできないものか?」

そうした思いを膨らませていた私たち(=現・和印ストリート事業部の面々)は、あるとき「カジュアル着物を中心に、和に関するショップやクリエイターを全国から集めたお祭り会場のような催事をやってみよう!」と思い立ったわけです。
そして2004年にはじまった催事が、『和印マーケット』というリアル物販イベントでした。

おかげさまで『和印マーケット』は、2004年の第1回から魅力的なショップさま・クリエイターさまに恵まれ、会場は連日大盛況!
その後も年に1回のペースで続けられていきましたが、企画の発起スタッフである私たちが順次転職していくうちに、いつしか『和印マーケット』も百貨店の催し会場から姿を消してしまいました。

そして月日が流れ、時は2022年。
それぞれ別の職に就いていた私たち『和印マーケット』の発起スタッフ数人が、たまたま居合わせてお酒を酌み交わしているときに、その催事が話題にのぼりました。

「あの仕事は楽しかったよなあ」
「会場がドキドキとワクワクで満ちてましたね」
「実はずっと、あの空間をもう一度つくりたいと思ってて……」
「え? 私もです!」
「僕もずっとそれ、考えてました!」

そんな会話が繰り広げられ、あれよあれよとECサイトで復活させられないか?という話になり、飲み会は急遽新事業のキックオフミーティングへと変貌。
そのとき、私たちの心はすでにドクドキワクワクしていました……。

こうして生まれたのが『和印ストリート』です。
当時の『和印マーケット』に出店していただいていたショップさま・クリエイターさまが数店舗ご参加いただくなか、今をときめく和のショップさま・クリエイターさまに多数ご参加いただき、本当に感謝感謝でございます。

ここからは、この『和印ストリート』から「和の楽しさ」を広く世に発信し、和ものファンがもっともっと増えていくよう微力ながら尽力したいと考えております。
どうぞ末永く『和印ストリート』をよろしくお願いいたします。

さて次回は、『和印ストリート』の起源である19年前の催事『和印マーケット』の思い出を振り返ってみようと思います。

≪つづく≫

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